大島の秋(1998年)



10月10日体育の日に日帰りで大島へ行ってきました。

熱海港から午前10時出港の高速船に乗れば、1時間で元町港に着きます。
つまり、平成10年10月10日10時10分10秒には熱海と大島を
結ぶ海路のうえでした。



去年 たまたま、いってみたところ、 大変 気持ちがよかったので
再び 訪れる ことに しました。






以下は 久米島に続き自分自身で Q AND A です。 大島といえば、三原山の噴火ですが、最近はどんな具合ですか? 素人目には落ち着いています。 山頂までの登山道も 今は登れます。 温泉はありますか? 元町港徒歩5分のところに 町営露天風呂があります。 大人ひとり 一回 300円で 水着着用です。 港がみえる 気持ちの良い温泉です。 大島に船が着いたらさっそく入りました。お昼頃はすいていて ゆったりできました。 元町港近辺はそのほかどんな具合でしたか? 去年、今年と駆け足で訪ねているので ちらっとしか みていませんが、 乗船待ち用の建物は大変立派です。 なお、 祝日稼動の現金引出機を探しましたが、さすがに見当たりませんでした。 帰りの乗船券をクレジットカードで買えたので助かりました。 三原山へは行きましたか? 行きました。 港からのバスで30分弱です。山頂登山道入り口までいきます。 そこから山頂往復は徒歩で2時間ぐらいかかるので 途中までひきかえしました。 帰りの船は ? 大島 四時発の高速船でした。 特に何かありましたか? ありました。 プレジャー・ボートが火災を起こしたところに行き会わせました。 大島を出て10分ぐらいたって、船が急に減速しました。 と デッキの人たちが何か進行方向を指して 火事だ といっています。 おやおや と 出てみると、 小型船が火災を起こしています。 私たちの船が一番近くにいたらしく、 安全な速度で接近しました。 やがて 火災を起こした小型船に人たちが 船から離れて海上を 漂っているのが見えました。 10人ぐらいで ライフジャケットと付けています。 船の火災は だんだんひどくなり、全体から炎が数メーターあがっています。 黒煙は数十メーターあがったと思います。 私たちの船が最初に接近しましたが、次いで 貨物船 2隻も近寄って きました。3隻で 海を漂う人たちを囲うようにして から 貨物船の1隻 がボートを下ろし 収容を始めました。 これは私たちの船は 高速タイプの客船ですので、上げたり 降ろしたりするのが できる ボートはなかったからのようです。(客船の避難用器具は 逃げる時専用のようです。) ボートに拾い上げられた人たちは私たちの船に移送され、私たちの船が 直接引き上げた人たちと 合わせ 全員が 無事救助されました。 ほとんど無風状態で 波もありませんし、 日没まで 約1時間、視界良好、 海水温も高い(海水温度の変化は陸上に2ヶ月遅れるといいますから 1年でも 高い時期だったはずです。)という条件下でしたが、救助活動には 発見から 全員収容まで 1時間ぐらいかかりました。 さぞかし 条件の悪い大型海難事故では 救助活動は大変だと思います。 下の写真のなかで オレンジ色のものが、救助された人たちのライフジャケット です。 救助後 船は全速力で熱海港に向かいました。 30分遅れぐらいで 着きました。 下船のとき 救助された方々が出口で口々に「 ご迷惑をおかけしました 」と 頭をさげられて いたのが、印象的でした。 火災を起こした船が沈没したかどうかは見届けられませんでしたが、 後始末はまた大変だったと察します。 なお、翌日の新聞に小さくこのことが載っていました。 火災を起こしたのは排水量20トン弱の船だったようです。
滞在中とった写真が下です。(10月10日) 火災の写真は撮りませんでしたが、なかの 1枚に黒煙がうっすら見えます。 私たちが乗った、小型船の人々を収容した高速船は一番下右端の写真です。 何枚かは拡大ができます。

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