2011年10月31日から11月8日  台湾


10月31日 藤沢 羽田 晴れ 台北 小雨 曇りのち雨 嘉義 薄曇り


朝出るときは天気が回復している。
したがって私は雨男ではなさそうだ。

東海道線は遅れている。
すぐ来た10両編成はとても混んでいる。
1本待つ。今度の15両編成は大きな荷物を持ち込んでも大丈夫だった。
横浜で京浜急行線に乗り換え。
さらに京浜蒲田で同じく京急の空港線に乗り換え。
同じホームだったので楽だった。

腕時計が外れてシートに落ちたのを知らせていただく。
有難い。

空港のチェックインはカウンターを探して目に留まらず、インフォメーションに聞く。
カウンターは空いており、あとはスムーズ。

大きな荷物を預け、今度は出入国自動化ゲート使用の申請をする。
再び、インフォメーションのお世話になる。

江戸小路でVikiのリクエストの東京バナナを3箱購入。
これがTokyo Banana Pie のはず。
類似商品だと困るが確認手段はなし。

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Eva0191便は定刻に出発して、到着予定時間少し前に着く。

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預けた荷物も問題なく、早めにでてくる。

地下鉄を乗り継ぎ、台北の新幹線自動券売機まで到着。
クレジットカードで16:00発下りの指定席を購入。
新幹線の嘉義駅には定刻に到着。
駅のATMでお金をおろす。

タクシーで今夜の宿のSam's Hammockへ。
乗車の際、ご主人のSamさん(日本人)が運転手に携帯電話を替わってくださり、確実に到着するように
段取りしてくださる。
運賃はきっかり400NT$。
バスならば新幹線のチケットを乗車時に提示すれば無料。
次回は荷物を少なくしてバスにすべきだろう。
あるいは新幹線ではなく台鉄で台北から嘉義という手段もある。(途中乗り換えが必要だが)

Sam's Hammock は宿といってもホームステイに近い。

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夕食はごSamさんといっしょに客家料理。

そのあと北京語が堪能なSamさんは、茶園へのタクシー運転手と阿宏に電話してくださる。
さらにインターネットにも接続させていただき、大変大感謝。


11月1日 嘉義 晴れ 八卦茶園 晴れ


タクシーの運転手さんは約束の9時より早く8時30分前に来る。
Samさんにお支払をして鍵をお返しする。荷物の一部は預かっていただく。

順調に目的地へ向かっていたと思っていたが何だか様子がおかしい。
10時すぎに日月潭の紅茶製造所に到着。
運転手さんはここが今晩の宿泊地だと言う。
どうも手違いがあったようだ。

阿宏の名刺を示す。

運転手さんはGPSに茶園の住所を入力し道を引き返す。
Samさんに茶園から問い合わせがあったときのため電話をしておく。
高速を降りたら運転手に茶園と話をさせるようにとアドバイスをいただく。

八卦茶園到着は昼前となる。


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お土産を渡して阿宏とお母さん路とおばあさんと昼食。
ここの食事はいつもおいしい。

そのあと阿宏が茶園を案内してくれる。

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茶摘みはポータブルCDプレーヤーで音楽を聞きながらだった。
きっと、ゆったりとした いいお茶になるのであろう。

3時過ぎには小型トラック2台で茶摘みの人たちは帰っていく。
採茶、日光萎凋、室内萎凋はFirst In First Outで行われる。

今日採茶分の殺青は翌朝。

夕暮れ風景がとても美しい。
大学生らしいグループに呼び止められ写真を撮る。
カメラを変えて次々に。


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夜は冷えるだろうと阿宏が上着を貸してくれる。
有難い。

深夜に殺青後の乾燥工程(昨日採茶分と思われる)を終えたお茶の味見に加えていただく。
この段階ではお茶は細長い。


茶園 宿泊


11月2日 八卦茶園 晴れ


朝7時過ぎに昨日採茶分の殺青、揉捻、乾燥、包布揉の工程をみる。
乾燥と包布揉を何回も繰返すことにより半球状になっていく。

朝食のあと、阿宏のおばあさんと茶園の急な細道を
雨傘を杖替わりにして下る(なかなかよい)。
目的地は天然の磨崖仏のような岩。
到着して記念撮影。
帰りは当然ながら急な登り。
道中 阿宏のおばあさんが私の腕をつかんで万が一に備える。

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そのあとは阿宏とお母さん、おばあさんと杉林渓の公園区域へ出かける。

帽子を貸してくれる。それほど日差しは厳しい。

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さすが地元だけあって、入場料の支払いは無し(のように見えた)、
一般車通行禁止(と思えた)のところの走行も、入口の人と少し話してOK。

昨年の5月にRonaldと行った滝まで、阿宏とおかあさんと行く。
(おばあさんはさすがに滝までは行かなかった。)

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公園区域内のホテルで、檜製の茶風をプレゼントしてくださる。
(最初は檜製の幸運を呼ぶ壺、あまりにも高価そうだったので 遠慮しているうちにこちらになった)

杉林渓の阿宏のおかあさんの友人らしき茶園に寄ったあと
午後4時の早めの夕食。
鱒がとてもおいしかった。

山から下りて竹山市の家に寄る。
有名タレントのデザイナーズハウスという感じである。
八卦茶園の絵がF20ぐらいの水彩画が3枚。
左から 茶摘み、茶畑と製茶工場、製茶 がテーマ。

茶園にもう一泊したいと希望して、夜間、阿宏、お母さん、おばあさんと茶園に戻る。

到着するとシャッターが閉じられていた。
わざわざ私のために茶園に戻ったようで申し訳ない。

夜9時半からお茶の味見。
ティーマスターの席に座らせてくださる。
2日目、5日目、6日目の採茶のお茶を味わう。


11月3日 八卦茶園 晴れ


朝の八卦茶園の風景は夕方とまた光線の状態が異なり美しい。

阿宏がプレゼントした有里知花のCD Treasure the world をかける。
茶園の建物にきれいに反響する。

茶園の静かな朝に、一曲目の砂浜レター。
異次元空間にいるようで、軽く鳥肌。

そのうち朝食。

今日は阿宏とお母さん、おばあさんと吊り橋にいく。
さて、これから歩こうという時に阿宏のお父さんが車で来る。
トランシーバーで何やら話し合い。

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どうやら一般車進入禁止のところを車で入っていいことになったしい。
吊り橋のかなり近くまで難路を下る。

車から降りた後は結構きつめのハイキングとなる。
まず吊橋は結構怖い。


あとは下りで渓流までおりる。
渓流の傍にはお祈りの場所。

もうひとつの吊り橋、その先の休憩所、人面岩を経て今度は上り。
これが結構きつい。

最初の吊り橋をもう一度わたり、車に戻る。

竹山市の家に戻り、車を乗り換える。
GPSにSamさんの場所うぃインプット。
お母さんと3歳の甥が一緒。

1時間少々かかる。
大変申し訳ない。


11月4日 嘉義 晴れ


日差しが厳しい。

朝、Samさんの助言でRonaldのところに荷物を送る。




嘉義市の物産展で梅山の茶園の金萱茶(台茶12号)を飲む。
1300m−1500mの茶園のこのお茶は、昔飲んだミルクのような香りはしない。
焙煎がきいているがそんなにしつこい味ではない。
通常サイズの急須に通常の茶葉の量で7煎ぐらいまでとのこと。

秋茶と春茶をいただく。

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冬茶の採茶は11月8日からだそうだ。

最後に子の茶園で作成した凍頂烏龍茶をシミュレートしたお茶(焙煎が深い)をいただく。
八卦茶園のお茶に慣れるときつすぎるように感じる。

昼食はSamさんと点心のお店。
人気店だがちょうどお客さんの入れ替わりですんなり座れる。
しばらくすると再び満席。

帰りにブンブン紅茶店で話題に上った急須に相当するものが見つかる。
大きさがあるため、持って帰れるかどうか検討することにする。

午後は昼寝。

夕食はSamさんにバイキングに連れて行っていただく。
野菜を大量に摂取してお褒めのお言葉。


11月5日 嘉義 晴れ


バスターミナルから7時40分発でSamさんと阿里山へ。
小型バスのため出発時すでにほぼ満員。

山の上までは行かず、途中のお茶畑の多い石棹で降りる。

店主と目のあったお店で16年の老茶を飲ませてもらう。
これはお腹の調子を調整する効果があるそうだ。
早速聞いてきた感じがする。

そのあと茶畑にも案内してくださる。
金萱烏龍と青心烏龍を栽培。
違いを分かりやすく説明してくださる。
葉脈が大きく違っている。

帰りのバスも小型バス。満席。
結構たってぶんばるのはしんどい。

昼食は途中の燭口で降りて、Samさんの気に入っているお店で食べる。

嘉義の街で、湯沸しをブンブン紅茶店へのお土産に買う。

午後は昼寝でリラックス。

夕食はSamさんと一緒。
目指した鍋お店が混雑していたため、ベトナム料理屋へ行く。


11月6日 嘉義 晴れ 台北 雨


嘉義の朝6時はまだ暗い。
PCを使っているうちに明るくなる。

台鉄の嘉義駅からSamさんと台鉄の各駅でニ水駅まで行く。
嘉義始発。発車時間は正確。所用時間50分弱。
それから阿宏に竹山市の自宅まで連れていってもらう。

お茶のディスカッションのあとは阿宏、お母さん、甥御、Samさん、私で食事。
そのあとSamさんは二水駅から電車で嘉義へ帰る。

10月31日以来Samさんにはすっかりお世話になった。
お返しができるとするとHP(もし必要ならば)づくりのお手伝いぐらいか。
とくにレンタルサーバーと独自ドメインのついては最低コストにできるはず。

二水駅でSamさんを見送ったあとは竹山市内に戻る。
台北への移動は14時の高速バス。
400元のチケット代は阿宏がもってくれる。
阿宏、甥御を抱いたお母さんとも、発車時間までバスの中まで見送ってくれる。
とても感激。
発車してもずっと手を振ってくれたのに感涙。

お土産に お茶の実の油をいただく。
青心烏龍のものは入手不能で値段はつけられないそうだ。
低温でドレッシング等に使ってほしいとのこと。


台北までは5時間かかる。
停留所も結構あり、時々高速から一般道へ降りる。
急ぎならば別ルートのほうがよいだろう。

いつものように台北でRonaldと逢うまでに時間がかかる。
今回の問題点は3つ。
携帯の電池切れ、台北バスターミナルの不慣れ、荷物の多さ。

それでもインフォメーションのお姉さんの力を借りて、Ronaldと出会うことに成功(!)する。
Ronald、VikiとSOGOの地下の鼎泰豊で夕食。


11月7日 台北 雨 大渓 雨


まず、台北富邦銀行で事務手続き。
そのあと龍山寺に行き感謝のお参り。

Ronald, Viki と高速道路で東海岸へ。
最長12Kmのトンネルがある。
1時間かからず、東海岸に出る。
すばらしい。

礁溪で昼食。
何回か波乗りの後で温泉に入りに来た懐かしの町である。

食事のあとは大渓に向かう。

途中は豪雨。
向いの車線の車の水しぶきが中央分離帯を越えてボンネットの高さで飛んでくる。

あらかじめRonaldが電話でお店にいることを確認してくれたJeffと7年半ぶりに会う。

板はIt's yours
その他のものはPlease threw away
と伝える。

あとお詫びのしるしにRellのDVDを渡す。

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Jeffは連絡なしの置きっぱなしを快く許してくれる。

最近 藤沢の波乗りが来ていたそうだ。
写真が壁に貼ってある。

台北に戻って夕食は北京ダック。

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JanにSpread the words と題名をつけたメールを送る。


11月8日 台北 雨 東京 曇り


メールをチェックするとJanからThanksの返事が来ている。

午前6時半に出る。
Ronaldがマンションの入り口でタクシーを止めてくれる。
松山空港まで125NT$。
VA192の搭乗開始時間7時ぴったりに搭乗口に着く。

46列以降は空席。
ゲートを定刻の7時半に離れる。
離陸はその10分以内。

順調と思っていると、ドリンクのサービス前に、頭上の荷物入れから水滴。

誰かの荷物から紹興酒が漏れている。

客席乗務員に伝えて、自分は後方の席に替わる。
手持ちのティッシュでTシャツとYシャツのしみ抜きをする。

客席乗務員が気を 使ってお湯で濡らしたタオル等を用意してくれる。
時間をかけると 紹興酒の跡はなくなる。

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入国審査は全部有人ゲート。(自動化ゲートにも入国審査官)
荷物はすぐに出てくる。
税関審査で別送品申告をするが業務通関をする場合は不要とのこと。

カードの手荷物無料送付サービスで荷物(16.5Kg)を送る。
手軽になったが、疲労が重なったためか どうも体の動きがよくない。

京急新逗子行きにのる。横浜でJRに乗り換え藤沢へ。
途中、京浜鎌田駅で お客様救護 のため少々停車。

最近鉄道で何かに遇うことが多い。

家には13時に着く。

羽田発着はとても楽である。

大島さんから電話。
17日(木)のお茶会に中国茶のリクエスト。
予想以上の人数になりそう。